インドのヨガ

主婦が垣間見た本番インドのヨガ、アーユルヴェーダ…

世間は物事の本質を見ることには興味はなく、自分にとって都合の良いものを見たがる…。

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こんにちは。

シヴァさんとパールバティさんの結婚式の続きです。

 

結果、結婚式はキャンセルとなりました。 お母さんのメーナさんも娘のパールバティさんも宮中の侍女たちもみんな泣きました。

 

パールバティさんはシヴァさんに願いました。

「母が自殺するとまで言ってるの。 お願いだからあの人たちが見たがっているあなたを見せて。」

シヴァさんは彼女の願いを聞き入れました。

「世間は無情な真実には興味がなく、自分が心地よい幻想の方を好む。 ならば、そうしてやろう。」

 

樹の種

樹の種 新たな命の始まり。

 

この目が見ているのは現実。 でも、「真実」ではない事の方が多い。

 

宮殿の門は再び開け放たれ、花婿は花嫁宅・ヒマヴァンの宮殿に入りました。

山の湧水で身体は清められ、良い香りのする花輪を首からかけた花婿の容貌はとても美しく、吸い込まれそうな大きな黒い瞳、絹の様な美しい髪をなびかせ、たくましい身体は光を放っていました。 

彼の衣は散りばめられた宝石でキラキラかがやいていました。 

シヴァさんは美の化身、「スンダラムルティ(Sundaramurti)」となりました。

 

その場にいた者はメーナさんも含め、全員その美しい姿に即座に打ちのめされました。

シヴァさんは言いました。  「娘さんをもらいに来た。 彼女はどこだ?」

 

メーナさんは信じられませんでした。

「この方が….宮殿の門の外で牛にまたがってたあの同じ男?」

「同じです。」神様の一人ヴィシュヌ(Vishnu)さんが即座に答えました。

「で、彼の後ろに立ってる素敵な少年少女たちは?」と、メーナさん。

「彼らは妖魔たちですよ。 花婿の一行です。」と、ヴィシュヌさん。

「え、 でも、 あの……」

「早くしないと、結婚式に縁起のいい時間が過ぎちゃいますよ。」 

ヴィシュヌさんはメーナさんの言葉をさえぎり、結婚式を急がせました。

 

結婚式は盛大に執り行われました。

シヴァさんとパールバティさんの結婚式

シヴァさんとパールバティさんの結婚式

僧侶たちが夫婦和合の調べを唱え、愛の素晴らしいエネルギーがあたりに満ちていきました。

神聖な火の前でシヴァさんとパールバティさんは手を取り、夫婦の誓いを立てました。

 

結婚後、二人はヒマラヤのカイラシュという所に住むことになりました。

神々は彼らの目的へのハードルをまた一つ超えたことに喜びました。 

シヴァさんの息子が非情な悪魔タラカ(Taraka)を倒し、彼に支配された神々の土地を取り戻すという目的を。